One piece
・お笑いの『ザブングル』の加藤歩が
 ギャグとしてやる以外に、
 最近は「悔しいです」を聞いたことがなかったのですが、
 浅田真央さんのインタビューで、
 ひさしぶりにとてもいい「悔しいです」を聞きました。
 
 やるだけやったから満足です、というような、
 そういう受け答えもわるくはないけれど、
 「悔しいです」を、まっすぐに言える浅田さんは、
 なんかすばらしかったです。
 ことば以上に、あのまっすぐさが、
 気持ちよかったのかもしれませんね。
 
 世界的なクラスでの技量のちがいって、
 たぶん、誰よりも選手たちどうしが知ってるんでしょう。
 きっと最高のパフォーマンスを表現できたら、
 ここまで届く、という高さが見えていたんでしょうね。
 じぶんのなかにあるものを、すべて絞り出しきって、
 こころの底に、「悔しいです」という思いだけが、
 残っていたんだろうなぁ。
 本人は、いやかもしれないけれど、
 ぼくはあの「悔しいです」の音声を、
 耳の奥にしまっておいて、励みにしたい気持ちです。
 あれだけ透明で強い「悔しいです」を、
 まっすぐ言えるような情熱が、ほしい。
 浅田真央さんの、くったくのない笑顔の基礎には、
 あの情熱があったんだなぁと思うと、
 うれしい気分になりました。